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公開日 2025.11.25 更新日 2025.11.27

髭脱毛後のどろぼうひげはいつまで?原因と悪化させるNG行動を解説

髭脱毛の施術を受けたあと、一時的に髭が濃く見える「どろぼうひげ」に悩んでいませんか?
脱毛で髭を薄くしようとしたのに、反対に目立ってしまうと「失敗したのではないか」と不安になるかもしれません。
この現象は、脱毛が順調に進んでいるサインであることが多いです。
しかし、見た目が気になるあまり、間違ったケアをしてしまうと肌トラブルの原因になりかねません。

本記事では、どろぼうひげが起こる原因や、いつまで続くのかを解説します。
やってはいけないNG行動も紹介しますので、正しい知識で不安を解消し、どろぼうひげの期間を乗り切りましょう。

髭脱毛後の「どろぼうひげ」とは?濃く見える現象の正体

髭脱毛後に見られる「どろぼうひげ」とは、施術後に一時的に髭が濃くなったように見える現象のことです。
脱毛の過程で起こり得る自然な反応であり、失敗ではありません。

この現象が起こるおもな原因として、以下3つを解説します。

  • レーザー照射で毛が膨張して黒く見える
  • 毛の燃えカスが皮膚に残り黒ずんで見える
  • 髭がまばらに生えて目立ちやすくなる

これらは、レーザーが毛に反応している証拠ともいえます。

レーザー照射で毛が膨張して黒く見える

どろぼうひげのもっとも一般的な原因は、レーザーの熱による毛の膨張です。
医療脱毛や光脱毛では、毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーや光を照射します。

このとき、皮膚の内部にある毛が熱を吸収し、瞬間的に膨張することがあります。
毛が膨張すると断面積が広がるため、物理的に太く見えがちです。

これが、皮膚表面から透けて見えることで、髭が濃くなったように感じられる理由です。
また、熱によって毛がチリチリに縮れることもあり、これも黒さが際立つ一因となります。

毛の燃えカスが皮膚に残り黒ずんで見える

レーザーの熱で焼かれた毛は、毛穴の中で炭化し「燃えカス」のようになることがあります。
この炭化した毛が、毛穴の中に残ることで、黒いポツポツとした点のように見えてしまいます。

これが「どろぼうひげ」と呼ばれるゆえんです。
肌のターンオーバー、つまり肌が新しく生まれ変わる周期に伴い、これらの燃えカスは自然に皮膚の外へと押し出されます。

やがて自然に抜け落ちるため、心配は不要です。
この抜け落ちる過程で、毛が毛穴から押し出されて飛び出す現象は、ポップアップ現象と呼ばれます。
毛穴に黒い点が目立つようになりますが、これも脱毛プロセスの一部だと理解しておきましょう。

髭がまばらに生えて目立ちやすくなる

脱毛の施術回数が浅い時期は、すべての毛が均一に抜け落ちるわけではありません。
毛には「毛周期」という生え変わりのサイクルがあり、レーザーは「成長期」の毛にしか効果を発揮しにくい特性があります。

そのため、1回の施術で反応する毛と反応しない毛が出てきます。
結果として、毛がまばらに残る状態となり、残った毛が部分的に目立つことで、かえって髭が気になってしまうケースも。
これも脱毛の回数を重ねることで毛が全体的に減少し、徐々に解消されていく一時的な状態です。

どろぼうひげはいつからいつまで続く?期間の目安

どろぼうひげが始まると「いつまでこの状態が続くのか」と不安になるかもしれません。
この現象は一時的なものであり、必ず終わりがあります。

どろぼうひげが続く期間の目安について、以下3つ説明します。

  • 脱毛の施術後1週間から2週間程度続く
  • 脱毛回数を重ねると徐々に目立たなくなる
  • どろぼうひげが気になるのは何回目までか

個人差はありますが、一般的な目安を知っておくことで安心して過ごせるはずです。

脱毛の施術後1週間から2週間程度続く

どろぼうひげが目立つ期間は、一般的に施術後1週間から2週間程度です。
早い人では3日から5日、遅い人でも3週間ほどで自然に解消されます。

これは、レーザーで破壊された毛が、肌のターンオーバーで皮膚表面に押し出され、抜け落ちるまでの期間(ポロ期)と一致するためです。
この期間を過ぎると、膨張した毛や燃えカスが自然に体外へ排出されるため、黒ずみや濃く見えていた状態は改善されます。
もし1ヶ月以上経過しても全く抜け落ちる気配がない場合は、硬毛化など別の可能性も考えられます。

脱毛回数を重ねると徐々に目立たなくなる

どろぼうひげは、脱毛の施術回数を重ねるにつれて徐々に目立たなくなっていきます。
脱毛を繰り返すことで、毛根の発毛組織が破壊され、毛の総量が減少するためです。

生き残った毛も細く、柔らかい毛質に変化していきます。
毛が細くなれば、レーザーの熱で膨張しても太さが目立ちにくくなります。
さらに毛の密度が低下すれば、燃えカスが残ったとしても黒いポツポツとした印象は薄れるでしょう。
どろぼうひげは、毛が太く密集している初期段階特有の悩みといえます。

どろぼうひげが気になるのは何回目までか

どろぼうひげがもっとも顕著に現れるのは、髭脱毛の施術「1回目から3回目」までの初期段階です。
この時期は、毛がもっとも太く密度も高いため、レーザーが強く反応します。

その結果、毛の膨張や燃えカスが目立ちやすくなるからです。
個人差はありますが、一般的に5回から6回ほど施術が進むと、毛量自体が大幅に減少し、どろぼうひげも気にならなくなるケースが多いです。
4回目以降でも発生する可能性はありますが、1回目ほどのインパクトはなくなるでしょう。

どろぼうひげを悪化させるNG行動

どろぼうひげの期間は、見た目が気になるあまり、つい間違ったケアをしてしまいがちです。
しかし、施術後の肌はデリケートな状態です。
NG行動を取ると肌トラブルを招き、どろぼうひげを悪化させる可能性があります。

ここでは、とくに注意すべき行動を4つ紹介します。

  • 毛抜きで無理に抜く
  • カミソリで何度も強く剃る
  • 肌を強くこするなどの刺激を与える
  • 自己判断で脱毛を中断する

詳しく見ていきましょう。

毛抜きで無理に抜く

どろぼうひげが気になると、毛抜きで抜いてしまいたくなるかもしれませんが、これはもっともやってはいけない行動です。

毛抜きで無理に毛を引き抜くと、毛穴の内部や周辺の皮膚を傷つけてしまいます。
その傷口から雑菌が侵入し、毛嚢炎(毛穴のニキビ)などの炎症を引き起こすリスクがあります。

さらに、炎症が治ったあとに色素沈着(シミ)として、跡が残ってしまう可能性も否定できません。
毛根ごと抜いてしまうと、次回の脱毛レーザーが反応するターゲットがなくなり、脱毛効果が得られなくなるおそれもあります。

カミソリで何度も強く剃る

どろぼうひげの状態の毛は、毛根が死んで浮き上がっているため、通常の髭剃りよりも剃りにくい場合があります。

剃りにくいからといって、T字カミソリなどで何度も肌を往復させたり、強く押し当てたりするのは避けてください。
施術後の肌は、レーザーの熱によって水分が奪われ、乾燥しやすくデリケートです。
カミソリの刃による刺激が加わると、肌のバリア機能はさらに低下します。

結果として、カミソリ負けや肌荒れ、炎症を引き起こす原因になります。
自己処理をする場合は、肌負担の少ない電気シェーバーがおすすめです。

肌を強くこするなどの刺激を与える

どろぼうひげの黒ずみが気になり、洗顔時にゴシゴシこすったり、スクラブ入りの洗顔料を使ったりするのも厳禁です。

施術後の肌は、普段なら耐えられるわずかな刺激にも敏感に反応してしまいます。
タオルで顔を拭く際の摩擦でさえ、肌にとっては大きな負担です。

肌を強くこすると、目に見えない小さな傷がつき、そこから炎症を起こす可能性があります。
肌が刺激を感じると、防御反応としてメラニン色素が生成されやすくなり、色素沈着(シミ)の原因にもなります。
洗顔はよく泡立てて優しく洗いましょう。

自己判断で脱毛を中断する

どろぼうひげになったことで「脱毛に失敗した」と勘違いし、自己判断で通院をやめてしまうのはもったいない選択です。
どろぼうひげは、脱毛が順調に進んでいる証拠でもあります。

脱毛は毛周期に合わせて継続的に施術を受けることで、はじめて効果が最大化されます。
もしどろぼうひげの状態が1ヶ月以上続くなど、不安な点があれば施術を受けたクリニックに相談し、専門家の判断を仰ぐことが大切です。

まとめ:髭脱毛後のどろぼうひげは一時的なもの

どろぼうひげは、脱毛効果の過程で見られる一時的な現象であり、過度に心配する必要はありません。
しかし、見た目が気になる時期にどう対処すればよいか、いつまで続くのかといった不安は尽きないものです。

SK CLINICは、髭脱毛専門のクリニックとして、経験豊富な看護師が効果の高い施術を行います。
万が一、施術後に肌トラブルが起きても、医師が無償で診察・お薬の処方をいたしますのでご安心いただけます。
夜間20時まで営業しており、予約も取りやすくなっておりますので、髭脱毛に関するご不安は、お気軽にご相談ください。