脱毛しても青髭が治らない?考えられる5つの原因や必要な回数と効果の目安を解説

脱毛を続けているのに、期待していたほど青髭が改善しないと感じていませんか?
毎朝の髭剃りも楽にならず、鏡を見るたびに気分が落ち込む方もいらっしゃるでしょう。
その「治らない」という感覚には、脱毛回数や脱毛機の種類、あるいは一時的な現象など、明確な理由が存在するかもしれません。
本記事では、脱毛しても青髭が治らない場合に考えられる5つの原因を深掘りします。
医療脱毛とサロン脱毛の違いや青髭解消までの回数目安、効果を高めるセルフケア方法まで、専門的な視点で解説します。
青髭の悩みから解放され、自信の持てる清潔な肌を目指してください。
目次
そもそも青髭とは?そのメカニズムを理解する
青髭がなぜ起こるのか、その根本的な仕組みをご存知でしょうか。
青髭の正体を正しく理解することが、効果的な対策を選ぶための第一歩です。
青髭が目立ってしまうメカニズムについて、以下3つを説明します。
- 皮膚から透けて見える剃り残した髭の断面
- 髭の濃さや太さによる見え方の違い
- 肌の色や皮膚の薄さとの関係性
これらの要因が組み合わさることで、髭を剃ったあとでも肌が青黒く見えてしまいます。
皮膚から透けて見える剃り残した髭の断面
青髭の正体は、カミソリやシェーバーで剃ったあとの髭の断面です。
自己処理では、皮膚の表面に出ている毛を剃ることはできますが、毛根や皮膚の下にある毛まで取り除けません。
とくに髭は毛根が深いため、皮膚の下に多くの毛が残っています。
この残った毛の断面が、皮膚というフィルターを通して透けて見えることで、青黒い色として認識されます。
これが「青髭」と呼ばれる状態の直接的な原因です。
したがって、髭を剃るだけでは青髭は根本的に解消されません。
髭の濃さや太さによる見え方の違い
青髭の目立ちやすさは、個人の髭の濃さや太さに大きく左右されます。
一般的に髭が濃く、1本1本が太い人ほど、剃ったあとの断面も大きくなります。
そのため、皮膚から透けて見える影も濃くなり、青髭が目立ちやすくなるでしょう。
男性ホルモンの影響で思春期以降に髭は太く硬くなる傾向があるため、年齢とともに青髭が気になり始める方も少なくありません。
反対に、もともと髭が薄く毛が細い人は、剃り跡が目立ちにくいため、青髭に悩むことは少ないでしょう。
このように、青髭は体質的な要因が大きく関わっています。
肌の色や皮膚の薄さとの関係性
肌の色も青髭の目立ちやすさに深く関係しています。
一般的に明るい肌色の方ほど、皮膚の下にある髭の色とのコントラストが強くなります。
そのため、色白の方は髭がそれほど濃くなくても、青髭が目立ちやすい傾向です。
一方で、日焼けしている方やもともと肌の色が濃い方は、肌と髭の色の差が小さいため、青髭が目立ちにくい傾向があります。
鼻下やあご周りは、顔の中でもとくに皮膚が薄い部位です。
皮膚が薄いと、それだけ皮膚の下の毛が透けやすくなるため、ほかの部位より青髭が目立ちやすくなります。
脱毛しても青髭が治らない?考えられる5つの原因
脱毛に時間や費用をかけているにもかかわらず、青髭が一向に改善されないと不安になる場合があります。
しかし、効果が出ないと感じるのには、必ず何らかの理由が隠されています。
ご自身の状況が当てはまっていないか、以下5つの原因を確認しましょう。
- 脱毛回数がまだ十分ではない
- 肌の日焼けや乾燥状態が影響している
- 脱毛機の種類が髭に合っていない
- 脱毛機の出力設定が適切でない
- 一時的に濃く見えるどろぼう髭の期間である
これらの原因を知ることで、今後の対策を適切に見直せます。
脱毛回数がまだ十分ではない
脱毛しても青髭が治らないと感じるもっとも一般的な原因は、単純に施術回数がまだ足りていないことです。
髭は体毛の中でもとくに密度が高く、毛根が深いため、脱毛効果を実感するまでには複数回の施術が必要です。
1回や2回の施術で劇的な変化が現れることは稀で、多くの場合は回数を重ねるごとに徐々に毛が細く、薄くなっていきます。
青髭が目立たなくなるまでには、個人差はありますが、一般的に7回以上の施術が必要とされることが多いです。
施術を継続することで、青髭の解消に近づけます。
肌の日焼けや乾燥状態が影響している
脱毛効果は、施術時の肌の状態に大きく左右されます。
肌が乾燥していると皮膚が硬くなり、脱毛機のレーザーや光が毛根まで届きにくくなるため、脱毛効果が低下します。
乾燥した肌はバリア機能が低下しており、施術によるダメージを受けやすい状態です。
さらに、日焼けは脱毛にとって大敵です。
脱毛レーザーは黒い色(メラニン)に反応します。
日焼けした肌に照射すると、毛根だけでなく肌表面のメラニンにも反応するため、火傷のリスクが高まります。
安全のため出力を下げざるを得ず、結果として十分な脱毛効果が得られなくなるでしょう。
脱毛機の種類が髭に合っていない
使用している脱毛機の種類が、ご自身の髭の質に合っていない可能性も否定できません。
脱毛には、おもに医療機関で使われる「レーザー脱毛」と、エステサロンで使われる「光(フラッシュ)脱毛」があります。
一般的に、レーザー脱毛の方が光脱毛よりも高出力で、太く根深い髭に対して高い効果を発揮するといわれています。
とくに青髭の原因となるような濃い髭には、レーザー脱毛の中でもっとも効果が高いとされる熱破壊式の脱毛機「GentleMax Pro」がおすすめです。
もしサロン脱毛で効果を感じにくい場合は、医療脱毛を検討するのも1つの手です。
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脱毛機の出力設定が適切でない
脱毛は、毛根の組織を破壊するのに十分な熱エネルギーを与えなければ効果がありません。
痛みをおそれるあまり出力を必要以上に下げていると、毛根に十分なダメージを与えられません。
これではいつまで経っても毛が再生してしまい、青髭は解消されないでしょう。
反対に、出力が強すぎると火傷のリスクが高まります。
肌の状態や毛質に合わせ、効果的かつ安全な範囲で出力を調整してくれる、技術力の高いクリニックやサロンを選ぶことが賢明です。
一時的に濃く見えるどろぼう髭の期間である
脱毛の施術後、一時的に髭が濃くなったように見える「どろぼう髭」と呼ばれる現象が起きることがあります。
これは、レーザーや光の熱によって毛穴の中で毛が膨張したり、抜け落ちる前の毛が皮膚の表面に押し出されたりすることで起こる現象です。
これは施術が失敗したわけではなく、毛根にダメージが与えられているサインと考えられます。
この状態は通常、施術後1週間から3週間程度で、ダメージを受けた毛が自然に抜け落ちることで解消されます。
この期間は見た目が気になるかもしれませんが、脱毛が順調に進んでいるサインと捉え、毛抜きなどで無理に抜かないようにしましょう。
青髭を放置するデメリット
青髭は、単に見た目の問題だけでなく、日常生活や心理面においてもさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
青髭をそのまま放置しておくことで生じる、おもな3つのデメリットについて解説します。
- 不潔な印象を与えやすい
- 実年齢より老けて見られる
- 自分に自信が持てなくなる
これらが、多くの方が髭脱毛を決意するきっかけにもなっています。
不潔な印象を与えやすい
青髭がもたらす大きなデメリットの1つは、周囲に不潔な印象を与えてしまう可能性があることです。
髭剃り直後でも肌が青黒く見えてしまうため、まるで無精髭を生やしているかのように見えたり、顔色が悪く見えたりすることがあります。
とくに、ビジネスシーンや初対面の人と会う場面では、清潔感が重視されることもあるため、第一印象に影響を与える場合があります。
自分では清潔を心がけているにもかかわらず、意図せずマイナスのイメージを持たれてしまうのはもったいないことです。
実年齢より老けて見られる
青髭は、顔全体をくすんだ印象に見せてしまうため、実年齢よりも老けて見られる原因になることがあります。
肌のトーンが暗く見えることで、疲れたような、あるいはやつれたような印象を与えてしまうからです。
若々しく健康的なイメージは、明るくハリのある肌から作られます。
青髭があることで、その印象が妨げられてしまうのは大きなデメリットといえるでしょう。
反対に、青髭が解消されると肌のトーンが明るくなり、顔全体の印象が若返って見える効果も期待できます。
自分に自信が持てなくなる
青髭がコンプレックスとなり、自分に自信が持てなくなってしまうことも深刻なデメリットです。
常に他人の視線を気にしたり、人と話すときに口元を隠そうとしたりするなど、内向的な性格になってしまう可能性もあります。
鏡を見るたびに憂鬱な気分になり、日々の生活を楽しむ意欲が削がれてしまうかもしれません。
このような精神的なストレスは、QOL(生活の質)を大きく低下させる要因となります。
青髭を解消することは、見た目の改善だけでなく、自信を取り戻し、前向きな気持ちで毎日を過ごすためにもつながります。
青髭対策には医療脱毛とサロン脱毛どちらがよい?
青髭を根本から解消したいと考えたとき、「医療脱毛」と「サロン脱毛(エステ脱毛)」のどちらを選ぶべきか悩む方は多いでしょう。
この2つは、脱毛の方法や目的が全く異なります。
どちらが青髭対策に本当に適しているのか、以下3つの観点から比較します。
- 永久脱毛が期待できる医療脱毛
- 減毛・抑毛が目的のサロン脱毛
- 効果と期間で見るコストパフォーマンスの違い
この違いを理解することが、後悔しない脱毛選びの第一歩です。
永久脱毛が期待できる医療脱毛
医療脱毛は、医師や看護師などの有資格者が行う医療行為です。
高出力の医療用レーザーを使用し、毛の生成組織である毛母細胞や毛乳頭を破壊します。
この毛根組織を破壊する行為は医療行為にあたるため、医療機関でしか行えません。
一度破壊された毛根からは、基本的に毛が再生することはないため、「永久脱毛」の効果が期待できます。
太く根深い髭が多く、青髭の原因となっている毛を根本からなくしたいと考えている方には、効果の高い医療脱毛が適しているといえるでしょう。
減毛・抑毛が目的のサロン脱毛
一方、エステサロンで行われるサロン脱毛(光脱毛)は、医療行為にはあたりません。
比較的出力の弱い光を照射し、毛根にダメージを与えることで、一時的に毛の成長を抑制したり、毛を細くしたりする「減毛・抑毛」を目的としています。
毛根組織を破壊するほどのパワーはないため、永久脱毛の効果は得られません。
施術を中止すると、再び毛が生えてくる可能性があります。
医療脱毛に比べて痛みが少なく、費用も比較的安価な傾向にあるため、髭を完全になくすのではなく、少し薄くして自己処理を楽にしたいという方に向いています。
効果と期間で見るコストパフォーマンスの違い
1回あたりの料金はサロン脱毛の方が安い傾向にありますが、トータルで考えると医療脱毛の方がコストパフォーマンスに優れる場合があります。
医療脱毛は1回あたりの効果が高いため、サロン脱毛に比べて少ない回数と短い期間で脱毛を完了できる可能性が高いです。
一方、サロン脱毛は効果がマイルドなため、満足のいく状態になるまでには多くの回数と長い期間が必要になることがあります。
結果的に、通う回数が増えてしまい、総額では医療脱毛と変わらない、あるいはそれ以上になるケースも少なくありません。
青髭を根本的に解消したいのであれば、短期間で高い効果が期待できる医療脱毛の方が、結果的に経済的といえます。
青髭を解消する髭脱毛:必要な回数と効果の目安
髭脱毛を始めても、すぐに青髭がなくなるわけではありません。
どのくらいの回数でどのような変化が期待できるのか、あらかじめ目安を知っておくことで、モチベーションを維持しやすくなります。
ここでは、髭脱毛の回数ごとに期待できる効果の目安を解説します。
- 1~4回:効果を実感し始める
- 5~6回:自己処理が楽になる
- 7~9回:青髭がほとんど目立たなくなる
- 10~15回以上:ツルツルの状態を目指せる
ただし、効果の現れ方には個人差があるため、あくまで一般的な目安として参考にしてください。
1~4回:効果を実感し始める
医療脱毛を始めて1~4回目くらいから、徐々に脱毛の効果を実感し始める方が多いです。
施術後1~2週間すると、レーザーに反応した髭がポロポロと抜け落ちていきます。
また、新しく生えてくる髭の量が少し減ったり、伸びるスピードが遅くなったりといった変化を感じられるでしょう。
しかし、この段階ではまだ多くの毛が残っているため、青髭が完全になくなるわけではありません。
見た目の変化はわずかですが、着実に効果が出ていることを確認できる時期です。
5~6回:自己処理が楽になる
施術が5回を超えてくると、髭の全体量が目に見えて減少し、多くの方が明らかな効果を実感し始めます。
毎朝の髭剃りにかかる時間が短縮され、日によっては自己処理が不要な日も出てくるでしょう。
毛の生えるスピードが格段に遅くなり、夕方になっても剃り跡が目立ちにくくなります。
青髭自体も、以前に比べれば薄くなってきたと感じられる段階です。
どろぼう髭になる可能性も、毛量が減るにつれて低くなっていきます。
7~9回:青髭がほとんど目立たなくなる
医療脱毛で7~9回程度の施術を終えると、髭の密度は大幅に低下します。
多くの毛が細く薄い産毛のようになり、太く濃い毛はほとんど目立たなくなるでしょう。
その結果、皮膚の下の黒い断面が減少し、悩みの種であった青髭もほとんど気にならないレベルまで改善します。
この段階で、自己処理の頻度は週に1回程度か、それ以下になる方も多いです。
肌のトーンアップも実感でき、清潔感が格段に向上します。
10~15回以上:ツルツルの状態を目指せる
ツルツルの完全に無毛の状態を目指すのであれば、10~15回以上の施術が必要になることが多いです。
この段階では、残っている産毛やしぶとく生えてくる毛を徹底的に処理していきます。
回数を重ねることで、毛穴も引き締まり、キメの整った美しい肌を手に入れることが可能です。
ただし、どこまで脱毛するかは本人の満足度によります。
カウンセリングで自分の理想の状態を伝え、必要な回数を見極めてもらうことが大切です。
脱毛効果を最大限に高めるためのポイント
医療脱毛は決して安価なものではありません。
その効果を最大限に引き出し、無駄にしないためには、施術を受ける日以外のセルフケアが大切です。
脱毛効果を高め、同時に肌トラブルを防ぐための3つのポイントを紹介します。
- 施術前後の保湿を徹底する
- 日焼け対策を欠かさない
- 正しい方法でシェービングする
これらのケアを怠ると、脱毛効果が半減してしまう可能性もあります。
施術前後の保湿を徹底する
肌の保湿は、脱毛効果を高めるうえで重要です。
肌が潤っていると、皮膚が柔らかくなり、脱毛機の光やレーザーが毛根まで届きやすくなります。
また、潤いのある肌はバリア機能が高く、施術による熱や刺激から肌を守ってくれます。
これにより、火傷などの肌トラブルのリスクが低減し、施術者は適切な出力で照射しやすくなるでしょう。
肌が乾燥していると痛みを感じやすくなり、肌トラブルが起きやすくなるため、出力を下げざるを得ず、十分な効果が得られないことがあります。
施術期間中は、化粧水や乳液で毎日保湿ケアを行ってください。
日焼け対策を欠かさない
脱毛期間中の日焼けは、避けなければなりません。
脱毛レーザーは、毛の黒い色素(メラニン)をターゲットにしているからです。
肌が日焼けすると、肌表面のメラニン量が増加するため、レーザーが毛根だけでなく肌にも過剰に反応してしまいます。
これにより、火傷のリスクが急激に高まります。
安全に施術を行うため、出力を大幅に下げるか、最悪の場合、施術自体を断られることも。
これでは十分な脱毛効果は得られません。
外出時は日焼け止めクリームの使用や、帽子、日傘などで紫外線対策を徹底してください。
正しい方法でシェービングする
脱毛の施術前には、必ず自己処理(シェービング)が必要です。
このとき、肌への負担がもっとも少ない電動シェーバーの使用がおすすめです。
カミソリ、とくに深剃りは、毛と一緒に肌表面の角質層まで削り取ってしまいます。
これが肌のバリア機能を低下させ、乾燥や炎症、色素沈着を引き起こす原因となりかねません。
肌トラブルを抱えた状態では、予定どおりに脱毛施術を受けられない可能性もあります。
毛抜きでの処理も厳禁です。
毛流れに沿って優しく剃り、処理後も必ず保湿ケアを行ってください。
青髭対策でやってはいけないNG行動
青髭を少しでも早く解消したいという焦りから、間違った自己処理をしてしまうことがあります。
しかし、よかれと思って行っているケアが、実際には肌の状態を悪化させたり、脱毛効果を妨げたりするケースが少なくありません。
青髭対策として避けるべき代表的な3つのNG行動を解説します。
- 毛抜きで無理に髭を抜く
- 深剃りをしすぎる
- 除毛クリームを使用する
これらの行動は、青髭を悪化させる可能性すらあります。
毛抜きで無理に髭を抜く
脱毛期間中、とくにどろぼう髭が気になったときに、毛抜きで髭を引き抜いてしまう方がいます。
これはもっともやってはいけない行動です。
脱毛レーザーは、毛根に存在する黒い毛をターゲットとして熱を発生させます。
毛抜きで毛を引き抜くとレーザーが反応する対象ものがなくなるため、その毛穴には一切の脱毛効果が得られなくなります。
毛穴を無理やりこじ開けることで雑菌が入り込み、毛嚢炎というニキビのような炎症や、埋没毛の原因にもなるため、毛抜きの使用はやめましょう。
深剃りをしすぎる
青髭を目立たなくしたいと考えて、カミソリで深剃りを何度も行うことは控えましょう。
深剃りは、肌表面の角質層を必要以上に削り取ってしまうためです。
肌のバリア機能が破壊され、カミソリ負けと呼ばれる慢性的な炎症状態に陥ります。
肌は炎症から身を守るためにメラニン色素を生成し、これが「炎症後色素沈着」というシミの原因になります。
結果として、青髭の青黒さに加えてシミの茶黒さも加わり、余計に口周りがくすんで見えるという悪循環に陥るかもしれません。
除毛クリームを使用する
除毛クリームは、チオグリコール酸カルシウムなどの薬剤の力で、毛の主成分であるタンパク質を溶かして取り除くアイテムです。
皮膚の表面に出ている毛を溶かすため、一時的につるっとした仕上がりになります。
しかし、タンパク質でできているのは毛だけではありません。
皮膚も同様にタンパク質で構成されているため、肌への刺激が強く、かぶれや炎症を引き起こすリスクが高いです。
とくに皮膚が薄くデリケートな顔への使用は推奨されません。
脱毛期間中の敏感な肌には使用しないでください。
脱毛完了後の肌をさらに美しく見せるための習慣
髭脱毛が完了し、長年の悩みだった青髭から解放されたら、ぜひその美しい肌を維持し、さらに清潔感を高めるためのケアを取り入れましょう。
髭がなくなったことで、肌本来の質感が際立つようになります。
脱毛後の肌をより健康的に、魅力的に見せるための3つの習慣を紹介します。
- 肌のトーンアップを目指すスキンケア
- ホルモンバランスを整える食生活
- 定期的なプロのメンテナンスを活用する
これらを意識することで、ワンランク上の肌を目指せます。
肌のトーンアップを目指すスキンケア
髭脱毛が完了すると、肌を覆っていた黒い産毛がなくなり、毛穴も引き締まるため、それだけでも肌のトーンアップ効果が期待できます。
この効果をさらに高めるために、日々のスキンケアを見直しましょう。
とくに、髭剃りによる色素沈着やくすみが気になる方は、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などが配合された美白化粧品の使用がおすすめです。
メラニンの生成を抑え、肌の透明感を高めることで、より清潔感のある明るい肌印象を目指せます。
ホルモンバランスを整える食生活
髭の濃さには、テストステロンなどの男性ホルモンが深く関わっています。
脱毛が完了しても、不規則な生活や偏った食事、過度なストレスなどはホルモンバランスを乱します。
これが肌荒れの原因となったり、稀に新しい毛の成長を促したりする可能性もゼロではありません。
健康的な肌を維持するためにも、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
ホルモンバランスを保つのに役立つとされる、大豆イソフラボン(豆腐、納豆など)や、亜鉛(牡蠣、レバーなど)を摂取するのもおすすめです。
定期的なプロのメンテナンスを活用する
脱毛が完了しても、肌の悩みは年齢とともに変化します。
たとえば、髭剃りによる色素沈着がシミとして残ってしまった場合や、毛穴の開き、ニキビ跡などが気になる場合もあるでしょう。
そうした悩みには、クリニックでの専門的なスキンケア治療が有効です。
肌のターンオーバーを促進するダーマペン4や、シミ・くすみにアプローチするMPガンによる施術などがあります。
脱毛後の肌状態に合わせたプロのメンテナンスを定期的に活用し、より滑らかで美しい肌を維持することが可能です。
脱毛でお世話になったクリニックに、肌質改善のためのメニューがないか相談してみるのもおすすめです。
脱毛効果が出るまでの青髭の隠し方
髭脱毛は効果を実感できるまでに時間がかかるため、施術期間中も青髭が気になってしまうことがあります。
脱毛が完了するまでの間、気になる青髭を上手にカバーする方法を知っておくと、ストレスなく過ごせるでしょう。
脱毛完了までの過渡期を乗り切るために、青髭を上手に隠すための3つの方法を紹介します。
- コンシーラーやファンデーションを活用する
- ファッションとして髭を適度に楽しむ
- マスクで物理的に隠す
状況に応じてこれらの方法を使い分け、ストレスなく脱毛期間を過ごしてください。
コンシーラーやファンデーションを活用する
最近では男性向けのBBクリームやコンシーラーといった、メンズコスメが充実しています。
これらを活用して、青髭をメイクで一時的に隠すのは有効な手段です。
自然に隠すコツは「色」にあります。
青髭の「青」の補色(反対色)にあたる「オレンジ系」のコンシーラーを、気になる部分に薄く叩き込みましょう。
その上から、ご自身の肌色に合ったファンデーションやBBクリームを重ねることで、青みが中和され、厚塗り感なく自然にカバーできます。
ファッションとして髭を適度に楽しむ
脱毛がある程度進み、髭がまばらに生えている状態のときは、いっそのことデザイン髭として楽しんでしまうのも1つの手です。
すべての髭を剃るのではなく、残っている部分を生かしてみましょう。
おしゃれな無精髭スタイルや、あご髭だけを残すスタイルなどに整えることで、気になるまだら状態をファッションの一部として見せられます。
ただし、無精髭と清潔感のあるデザイン髭は紙一重です。
髭トリマーなどを使って長さを均一に整え、不要な部分の輪郭を明確にするなど、手入れの行き届いた印象を保つことが大切です。
マスクで物理的に隠す
もっとも手軽で、誰でも簡単にできる方法がマスクの着用です。
脱毛施術直後の「どろぼう髭」がピークの時期や、レーザーの熱で肌に赤みが残っている時期には、マスクで物理的に隠してしまうのが合理的です。
他人の視線を気にするストレスから解放されます。
ただし、マスクと肌が擦れることで、デリケートになっている脱毛後の肌に刺激を与えてしまう可能性もあります。
マスクで隠す場合でも、内側での保湿ケアは怠らないように注意しましょう。
髭脱毛の開始時期はいつがよいのか
いざ髭脱毛を始めようと思っても、何歳から始めるのがよいのかとタイミングに悩む方も少なくありません。
早すぎても効果が出にくい可能性があり、反対に遅すぎると脱毛自体が難しくなるケースもあります。
効果的かつ効率的に脱毛を進めるために、推奨される2つのタイミングについて解説します。
- 第二次性徴期終了後(18歳以降)
- 白髪が増える前
これらの時期を逃さないことが、将来的な満足度にもつながります。
第二次性徴期終了後(18歳以降)
高校生など、10代の未成年でも保護者の同意があれば髭脱毛の施術を受けることは可能です。
しかし、第二次性徴期(思春期)の最中は、まだホルモンバランスが安定していません。
そのため、脱毛に通っている最中や、一度脱毛が完了したあとでも、ホルモンの影響で新たに太い毛が生えてきてしまう可能性があります。
ホルモンバランスが安定し、髭の成長がある程度落ち着いた18歳以降、できれば20代になってから脱毛を始めるのが、効率的で無駄のない選択といえるでしょう。
白髪が増える前
髭脱毛の開始時期として、年齢以上に重要なのが「白髪」の有無です。
医療脱毛やサロン脱毛で使われるレーザーや光は、毛の黒い色素(メラニン)に反応して熱を発生させる仕組みです。
そのため、メラニン色素を全く含まない「白髪」には、これらの脱毛機は一切反応しません。
つまり、白髪になってしまうと、レーザー脱毛や光脱毛では処理できなくなってしまいます。
白髪の脱毛は、高額で強い痛みを伴う「ニードル脱毛」という方法しかありません。
髭脱毛は、白髪が気になり始める前にスタートすることが鉄則です。
青髭に関するよくある質問
青髭と脱毛について解説しましたが、それでもまだ解消されない疑問や不安があるかもしれません。
ここでは、青髭や髭脱毛に関して、多くの方が抱きがちな質問とその回答をまとめました。
- 青髭は脱毛で完全に治りますか?
- 髭脱毛10回で効果がないのはなぜですか?
- 脱毛中のまだらな状態はいつまで続きますか?
カウンセリングを受ける前の予備知識としても役立ちますので、参考にしてください。
青髭は脱毛で完全に治りますか?
はい、適切な方法で脱毛を行えば、青髭の悩みは根本的に解消することが可能です。
その適切な方法とは、毛根組織を破壊できる「医療脱毛」です。
サロン脱毛では一時的な抑毛しかできないため、青髭の根本解決にはなりません。
医療脱毛では、しぶとい毛に対応できる熱破壊式の脱毛機(GentleMax Proなど)を使います。
10回以上の施術を根気よく重ねることで、皮膚の下の毛をなくし、青黒さのない清潔な肌を手に入れられます。
髭脱毛10回で効果がないのはなぜですか?
髭脱毛を10回受けても効果がないと感じる場合、いくつかの原因が考えられます。
第一に、それが「サロン脱毛」の10回である可能性です。
サロン脱毛の10回では、医療脱毛の5回程度の効果にも満たない場合があり、青髭解消には程遠いです。
もし「医療脱毛」の10回で効果がない場合は、出力設定が弱すぎる、毛質に合わないレーザーが使われている、といった可能性が疑われます。
あるいは毛周期を無視した、不適切な間隔で施術を受けているのかもしれません。
脱毛中のまだらな状態はいつまで続きますか?
脱毛の施術は、毛周期(成長期・退行期・休止期)のうち、「成長期」の毛にしか十分な効果を発揮しません。
すべての毛が同時に成長期であるわけではないため、施術をしても反応する毛と反応しない毛が混在します。
そのため、脱毛の回数が少ない初期段階では、毛がまだらに抜けたり、生えてきたりする状態が続きます。
これは、脱毛が順調に進んでいる証拠です。
施術回数を重ね、5回から10回と進むにつれて、全体的に毛量が減り、このまだらな状態も徐々に解消されていきます。
まとめ:脱毛で青髭が治らない悩みを解消し自信の持てる肌へ
青髭が治らない原因は、脱毛機の選定や出力、回数不足にあります。
青髭の悩みから解放され、清潔感のある肌を手に入れるためには、根本的な原因である毛をなくす脱毛がもっとも効果的です。
SK CLINICでは、髭脱毛に特化した最新の医療用脱毛機「GentleMax Pro」を使用し、経験豊富な看護師が施術することで、短期間かつ高い効果を目指します。
万が一の肌トラブルにも、医師が無償で対応するため安心です。
また、脱毛完了まで追加料金なしで通えるプランもご用意しております。
他院で効果を感じられなかった方や、コストを抑えて確実に青髭を解消したい方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングにお越しください。
恵比寿駅から徒歩3分とアクセスも良好で、お仕事帰りにも通いやすい環境を整えてお待ちしております。
この記事の監修者

中山 紗江
美容皮膚科、SK CLINIC院長
日本医学脱毛学会 医師会員
《プロフィール》
琉球大学医学部医学科卒業後、横浜市立大学附属病院勤務を経て、社会福祉法人で産業医および老健施設の施設長を兼務。
銀座の美容皮膚科クリニックの院長を経て、恵比寿にヒゲ脱毛、シミ取り等レーザー治療に特化した美容皮膚科SK CLINICを開設。現在SK CLINIC院長。
《経歴》
2012年 琉球大学医学部医学科学士編入学
2017年 琉球大学医学部医学科卒業
2017年 大和市立病院勤務
2018年 横浜市立大学附属病院勤務
2019年 銀座の美容皮膚科クリニック勤務
社会福祉法人 嘱託産業医勤務
老健施設 施設長兼務
2021年 SK CLINIC院長就任







